不思議探偵団☆



『てか僕がぁ?』



びっくりのあまり反応ができない…



『そっ…そういう貴方は誰なんですか!?』


『あ? オレっち? わりぃわりぃ。オレは南北探偵事務所の者でね~、ちょっくら今日は彼女にプレゼントを買いに来たんさ~♪ チミも彼女さんにプレゼント?』



『いえ。同じ事務所の子にあげるんです。もうすぐ誕生日なんで』


『へぇ~』



『で、貴方は名前は教えてくれないんですか?』



『名前ねぇ…オレっちな、小せーころに名前を捨てられちまったんだよ。…だから今のオレには名前がねぇんだ』




え――……




『そっそうなんですか…?』




悲しい過去のこと…

思い出させちゃって


悪いこと聞いたな、僕―…






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