新撰組~幕末に名をはせる者~





『ま、周りの目とか…です』




沖田さんは勘が鋭い。私が女だということも言い当てた。




……絶対疑われてるだろう。




沖「そうですか…まっ、私は隊士の中でも1、2を争うぐらい強いですからね。他の隊士たちも興味があったんでしょう」




何かを疑いながらもそう言う。




笑顔で言うから余計怖い…。




土「で、お前は剣道だって少しかじったぐらいだろう。何故総司に勝てる?」




『幼い頃から自分の身を守るために育てられた。実家はちょっとした金持ちだからな。今はもうないがな』




私の過去を知っている土方は何かを察したのか黙った。



沖田さんや斉藤さんも何かを感じたのだろう。












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