幼馴染のあなたは意地悪で
02 実行委員

美月side

2日目の今日はホームルームをするらしい。

先生「さっそくなんだが1カ月後にある2泊3日の入学旅行の実行委員を男女1名ずつして欲しいんだがなやりたいやつ居ないか」

「私やってもいいですか?」

先生「お、藤原か。誰かやりたいやついないか。いないみたいだから女子は決定だな。あとは男子だけか」

なぜ私が実行委員になろうと思ったかって?
なんか簡単そうだった。
それだけの理由なんだけどね。

悠也「じゃあ、俺やっていいっすか。」

悠也が話しただけで周りの女子が『キャー、キャー』ってうるさくなった。
中には『私も実行委員やればよかった』なんて言う人もいた。
こんなやつのどこがいいんだか…

私はというと驚きのあまり悠也をじっと見ていた。
なぜ驚くかって?
だって悠也が自分から委員とかやるって言うことが珍しいから。

先生「お、本田だな。ほかにいないか?いないな。よし。実行委員は藤原と本田でいいな。早速なんだがな今日の放課後に理科室で実行委員が集まって委員会するからくれぐれも帰らないように。」

そう言って先生は教室を出て行った。

悠也をじっと見ていると気付いてこっちを向いた

悠也「なんだよ」

「え?なんか悠也が自分からやりたいって言うの珍しいなぁって思って。」

悠也「悪いかよ」

「別に悪くはないけど…でも悠也が一緒でよかった。」

悠也「…」

あれ?
顔赤くなってる?
まぁ気のせいか。
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