恋の賞味期限 愛の消費期限(Berry’s版)【完】
そう思った日の晩、あの人からメールがきた。

[元気か?俺も新しいところでぼちぼちがんばってる。
こっちはそちらより暖かいから過ごしやすいが、
やはりひながいないのはさみしい。とりあえず、
時間が取れるのなら今週の週末にでも会えないか?]


週末…
会えるわけない。もう、顔も見たくないし会いたくもない。
それに今週も彼は来るはず。

でも…
この事実を考えたら会わなければいけないのかもしれない。


[はっきりは言えないけど、遅い時間なら会えるかもしれません。]

会いたくなくても、会わなければいけない。
私は怖くてその変化を認めたくなかった。

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