恋の賞味期限 愛の消費期限(Berry’s版)【完】

過去の悪行の行く末

その週の半ば携帯のメールが来た。

いつものように彼だろうと思って軽い気持ちで見ると、それはなんと…
あの人からだった。

名前を見た瞬間、私の気持ちが凍りついた。

[この前聞いた事がどういう意味なのか、一度会って、話がしたい。]

あの人にとってはこの前の事は、何が何だかわからないだろう。それでも本当は…
会うかどうかにためらいがあった。

でも、対決せずに済ますことは…
おそらく無理だろう。私はそう思いながら自然なしぐさでお腹に手を当てる。


[週末の日中なら、がんばって時間を取ります。また、連絡します。]

そう送信したものの…
心底怖かった。

本当は休日の昼間なんて時間が取れるわけないのだが、
夜だったらまた何をされるかもわからない。

取りあえず母にでも頼むしかないのだろう。無論彼に言うなんてそんなことはとんでもない。

週末は彼が来ても、夜には帰る。

おそらく日曜日は実家に行くだろうからこっちにはいないだろう。

[了解。今度はすっぽかすなよ。]

私はそのメールをため息をつきながら見て、母に電話をした。
週末子どもたちをあずかってもらうことをお願いするために…
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