恋の賞味期限 愛の消費期限(Berry’s版)【完】
「「仕事は忙しいだろうが、男ならいつまでもぐずぐずするな!いい加減決めてこい」

って課長に言われた。だから4時間やるって。今夜は帰りたいけど…

たぶん帰れない」

すごくへこんでいるけど…

かわいい。

「じゃ、美奈、優奈、ジュースもらって、乾杯だけして帰ろっか?」

「「うん」」

「みっちゃんも運転もあるし、お仕事ならもちろんジュースだよね?」

「そうだね。お酒は無理だね」

「すみませ~ん」

彼がオレンジジュースを4つ頼んだ。グラスに入ったオレンジジュースを4人が持つ。

「私が言ってもいい?」

優奈に彼が訊ねた。

「どうぞ」

「じゃ、4人とぽこちゃんがこれからずっと仲良しの家族になりますように…

カンパイ!!」

カーンと高い音でグラスが触れ合う。僕たち4人+1の家族としてのスタートの瞬間だった。

この日から、これ以上彼女の身に何かが起こるのが嫌で、僕は彼女の家に転がり込んだ。


この日から僕たちは家族になった…

好きになった人は年上の人。それも2人の娘がいた。

色々なものを今まで抱えていて一人で頑張ってきた人。

そして彼女と一緒に歩む未来は…

色々あっても明るいと思っていた。
< 186 / 195 >

この作品をシェア

pagetop