「わかってるってば」
ゆうきが好き
「ゆうき・・・元気にしてる?」

私からメッセージを送る。

最近はいつもそう。

ゆうきからはあまりないのが寂しい。

でも

久しぶりに逢えるんだ。

それは、私のお祝いのため?

ゆうきが東京にくる。

私は、自分のことよりも今はゆうきだった。

私の作品は

大賞は逃したものの

佳作として

編集部の目に留まった。

「もう少し練って書籍配信してみましょうか・・・」そう打診されたのだ。

「ありがとうございます」

これからまた忙しくなる・・・

ゆうきは喜んでくれるかな?

私は、誰よりもゆうきに知らせて

これはゆうきのおかげで書けたんだって

それを伝えたかった。

「凛・・・明日東京に行くから。」

「待ってろよ!」

「うん 待ってる」

久々に部屋の窓を全開に開けた。



東京で再会。期待するは・・・

プロポーズの続き?



私は生涯、こんなに胸が高まることなんてもうないかも?ってくらいの興奮で

ゆうきをただただ、待っていた。

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