「わかってるってば」
「賞のこと知ってたんだ・・・」

きっと先輩かもな・・・私は賞を逃したけどなんだか心地良さが残っていた。

「ねぇ・・・覚えてる?」

ゆうきが担当であの日来てから

私は変わったんだ。

いい恋をできているのもゆうきがいたから。

いつしか・・・

私の日常にはいつもゆうきがいた。

だからこんなに仕事にも専念でいるのよね。

「ありがとう。ゆうき」



結婚って・・・本気なの?



ただ・・・本当なことは


「私はゆうきが好きってこと」


それだけはブレなかったんだよね。

ねぇ・・・ゆうきはどうなの・・?



最初は頼りなかったゆうきが


今はなんか大きく見えて


今、隣で寝ているこの男が

旦那様になるなんて・・・


私は初めてマリッジブルーとやらを今感じていた。

「もう・・どうしよう?」

そんな言葉がヘビロテ♪するなんて

恋と結婚は重みが違う。

「う~ん・・・わかってるってば~」って何度も叫びたくなる。
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