大好き

我慢・・・

次の日、どんよりした状態で学校行きのバスに乗っていた
学校について、教室に行くための階段を上っていくたびに、体がすっごく重たくなる・・・
「あぁ・・・授業受けたくない・・・」
階段の中腹で、私はそうぼやいてしまった

教室の目の前に立ったら、入らないといけないよねぇ・・・
私は、できるだけ目を合わさないように下を向いていた
だけど、下を向く必要はなかった
ありがたいことに、学年1なかなか体力が減らない元気な男の子、大本が立っていた
「わぁお!!本石田!!」
大本はやっぱりお元気でしたwww
「何よwww何でそんなにびっくりするんwww」
私はそんな大本を見て、我慢できずにちょっと笑ったwww
「江理、おはよー」
「おはよー」
私は、友達の席に座り、できるだけ岳栄のことを避けた
避けたけど・・・気になる・・・
私は、岳瑛のことをちょっとだけ見た
けど、岳瑛は江理が岳瑛のことを避けていることを気にしていないような顔をしていた
~もう、付き合う気ないんだろうなぁ・・・~

1,2時間目、昨日と同じ英語からだった
英語の時間はめちゃくちゃ暇
全然楽しくない
だから、周りの人と話してる
そのとき、岳瑛が毎回視界に入ってくる
~あぁ・・・なんで岳瑛が視界に入るところに江理は座ったんだろう・・・~
私はそう後悔しながら、友達と話していた
友達と話していたとき、岳瑛と目が合ってしまった
~こっち見んな~
岳瑛と目が合った途端、イラつきが出てきた
なんかすっごく目線感じるし・・・
~見ないで!気になるから見ないで!~
私は今日、この4時間授業中、ずっと目線を感じていた

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