大好き
岳瑛は私の顔を上げた途端・・・
強引なキスをしてきた
強引だったけど、優しいキスだった
私たちは、お互い舌を絡めあって、とても長いキスをした
私にとって、すごく長かったから、息が持たなくなり
「んっ・・・」
私は声をもらした
それに岳瑛は気づいたらしく、唇を離してくれた
しかし、離してくれたのはほんの一瞬
離してくれたあと、すぐにキスしてきた
今度は最初よりは短かったけど、長かった
私たちは抱き合いながら、何回もキスした
唇をなめられたり、頬にキスされたり・・・
抱き合ったりと、何回も同じことをした

同じことを何回もしたら、私は部活に行かないといけない時間になった
「岳瑛、江理、そろそろ部活に行かないと・・・」
「待って、あと1回」
岳瑛はそう言って、私にキスしてきた
最後だからだったのか、1番最初のキスよりも長かった
岳瑛はキスしてくれたら、ちゃんと部活に行かせてくれた
「ありがとう、バイバイ」
「バイバイ、頑張ってね」
「うん!」
私たちはそう言って離れた
岳瑛は、私が部活に行くところを見送ってくれた
私は、今日の部活が1番頑張れた日だった
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