桜色ノ恋謌
「……やっと咲絢が笑った」
見れば、鳥羽さんも嬉しそうに笑っている。
気恥ずかしくなって、ぷいっと窓の外を見れば夜のパレードが始まったらしく、来場者達が賑やかに騒いでいた。
「まだ閉園まで時間があるけど、この後何か乗りたいアトラクション、ある?」
鳥羽さんが優しくそう尋ねてきた。
それにゆるゆると首を振って、「今日は疲れた」とだけ答える。
実際初めてのレギュラー番組の仕事だったから、スタッフや與羽さんには気を使ったし緊張したし。
この後アトラクションに乗るなんて元気は、もうない。
見れば、鳥羽さんも嬉しそうに笑っている。
気恥ずかしくなって、ぷいっと窓の外を見れば夜のパレードが始まったらしく、来場者達が賑やかに騒いでいた。
「まだ閉園まで時間があるけど、この後何か乗りたいアトラクション、ある?」
鳥羽さんが優しくそう尋ねてきた。
それにゆるゆると首を振って、「今日は疲れた」とだけ答える。
実際初めてのレギュラー番組の仕事だったから、スタッフや與羽さんには気を使ったし緊張したし。
この後アトラクションに乗るなんて元気は、もうない。