夕焼け空の下で
驚いて目を開く夕夜。
そしてさらに驚く。
私は夕夜を力強く抱きしめた。
強く……強く…。
悲しみに震えながら、
涙を流しながら夕夜を
強く抱きしめる。
「殺してとか…バカ言わないでよ!そんな悲しいこと…言わないで…。
風香が死んだのは夕夜のせいじゃない!…自分を責めたい気持ちは分かるけど…」
「…………。」
「でも…風香が望んでいることはそんなことじゃない…。
ずっと、一緒にいたんだから分かるでしょ?
だから…だから、俺が殺したとか…そんなこと言わないで…。」
夕夜から離れて、まっすぐ見つめる。