恋愛部☆番長組
私は密君に連れてこられて、街中の少
し歩いた所にあるカフェにやってきた。
「へえ...こんなとこがあったんだ...」
「当たり前だろ?俺を誰だと思ってる」
そっか。
...そうだね。
密君はお金持ちのお坊ちゃんで
私は――――...
ただの庶民だもん...。
この間から薄々感じていた思いが
だんだん私と密君との距離を思い
知らさせられる。
それに――――...
もうすぐ卒業しちゃう....。
「2名さまでいらっしゃいますか?」
「ああ。頼む」
ほら――...
あの女の人だって密君が微笑んだら
顔が赤くなって―――...っ。
やだ。
そんな顔しないで。
他の人に、優しくしないで――――...。