遠い君へ。
高2
「あずきー!!やったー!!!!」
【咲ー!!めっちゃ嬉しいー!!】
二人で抱き合いながら喜んだ。
幼稚園の頃からずっと学校が同じ、あずきとあたし。
去年は違うクラスだったけど、今年は同じクラスになれた。
しかも、
【あずきじゃん!!また同じになったね!!】
と、何人もの女子たちが、あずきのところに集まってくる。
あずきは友達が多くて、あずきのおかげでどんどん友達が増える。
中学の頃も試合の度に、他中の子を紹介してくれて友達がたくさんできた。
【あ、咲ちゃん?あずきの友達です。よろしくね!】
「うん!よろしくー!」
あずきは、誰にでも態度を変えない子。
明るくておっちょこちょいで、それでいてしっかりしている。
身長は小さくて髪がさらさらで頭は少し悪い。
って、人のこと言えないね。あたしの方が頭は悪いから…(笑)
「このクラス最高じゃない?」
周りを見渡してあずきに話しかけると、ピョンピョンと跳ねながら
【んだから!かなりね!】と返してきた。
嬉しくてジャンプするとか可愛すぎかよ!
「まぁ男子はどうか分からないけど!」
【男子もすごいよ!】
「そうなの?」
メンバーを見ると、ほとんどの人が顔見知り。
どういう人たちなのか分からない。
【てか!あいつとまた一緒だし】
「誰?」
【あのデブ。うるさいんだよね】
「へぇ~」
【あとあの人は芸人並みに面白いよ】
「へぇ~」
【あとは、・・・あ!】
「なに?」
あずきは教室に入ってきた5人の集団を指さした。
男子3人と女子2人。
イケメンと美女がいる!
【あの髪巻いててスカート短い人、読者モデルだよ!】
「え、ほんと!?すっご!!知らなかった」
【あの子は咲のこと知ってるよ。可愛いって言ってた!】
「え!?ほんとに!?何で!?」
【よかったね~。うちはブスしか言われないけど】
「・・・!?」
【いや、冗談でだよ?そういうこと言い合う仲っていうか!】
「あ、あぁ、びっくりした!」
そのモデルの子は、とっても美しい顔立ち。
近づいてくる。
・・・眩しい眩しい。
【おはよ!】
「お!あ!おはよう!!初めまして!」
可愛すぎる・・・。
でも、見たことあるかも!?
去年は棟が違うから、会ったとしてもすれ違う程度だろうな。
【咲ちゃんだよね。よろしくね】
「はい!うん!よろしく!!名前は…」
【あ、ごめんごめん…】
名前は、彩子ちゃんなんだって。
もっとキラキラな感じかと思ったけど、【子】が付いていることで親近感が増した。
それにしてもあたしより10センチくらい身長小さい気がする。
「あたし…でかいじゃん」
何か視線を感じた気がして右側を見ると、彩子ちゃんと一緒に登校してきたかっこいい人がこっちを見て笑っている。
・・・!?
何がおかしいんだこの人。
かっこいい、美人、芸人風、スポーツ万能。
それに加えて人気者のあずき。
他の人も個性豊かそう。
・・・凡人なあたしが浮いて見える。
「あのー」
【?】
さっきの男子に話しかけてみた。
「あたしってこのクラスの女子の中でめっちゃ大きくない?」
【別に普通よりちょいデカいだけでしょ】
「あ!そう!?…」
【うん】
はにかんだ笑顔がかっこかわいい。
彩子ちゃんと釣り合いそうな感じの見た目。
先生が教室に入ってきて、学年が上がって初めての号令がかかる。
今日からこの教室でこのメンバーで1年を過ごすんだ。
とっても楽しもう!
あたしの席は真ん中の一番後ろ。
左斜め前があずき。
【えー、去年は2組の担任でした。そしてカラーは赤でした。
今年のこのクラス、3組カラーはオレンジにします!
太陽のようにギラギラ熱く、輝いた青春時代を過ごそう!っていうのはどうかな…】
みんなは笑いながら賛成した。
あたしは「何でもいいと思いまーす」って呟いた(笑)
この先生は何でも熱心。
去年はあずきに何回も説教してた。
松岡修造のお兄ちゃんってあずきは言ってる(笑)
熱くて嫌われやすいけどあたしは好きな先生。
今年は熱い年になりそう!!
【咲ー!!めっちゃ嬉しいー!!】
二人で抱き合いながら喜んだ。
幼稚園の頃からずっと学校が同じ、あずきとあたし。
去年は違うクラスだったけど、今年は同じクラスになれた。
しかも、
【あずきじゃん!!また同じになったね!!】
と、何人もの女子たちが、あずきのところに集まってくる。
あずきは友達が多くて、あずきのおかげでどんどん友達が増える。
中学の頃も試合の度に、他中の子を紹介してくれて友達がたくさんできた。
【あ、咲ちゃん?あずきの友達です。よろしくね!】
「うん!よろしくー!」
あずきは、誰にでも態度を変えない子。
明るくておっちょこちょいで、それでいてしっかりしている。
身長は小さくて髪がさらさらで頭は少し悪い。
って、人のこと言えないね。あたしの方が頭は悪いから…(笑)
「このクラス最高じゃない?」
周りを見渡してあずきに話しかけると、ピョンピョンと跳ねながら
【んだから!かなりね!】と返してきた。
嬉しくてジャンプするとか可愛すぎかよ!
「まぁ男子はどうか分からないけど!」
【男子もすごいよ!】
「そうなの?」
メンバーを見ると、ほとんどの人が顔見知り。
どういう人たちなのか分からない。
【てか!あいつとまた一緒だし】
「誰?」
【あのデブ。うるさいんだよね】
「へぇ~」
【あとあの人は芸人並みに面白いよ】
「へぇ~」
【あとは、・・・あ!】
「なに?」
あずきは教室に入ってきた5人の集団を指さした。
男子3人と女子2人。
イケメンと美女がいる!
【あの髪巻いててスカート短い人、読者モデルだよ!】
「え、ほんと!?すっご!!知らなかった」
【あの子は咲のこと知ってるよ。可愛いって言ってた!】
「え!?ほんとに!?何で!?」
【よかったね~。うちはブスしか言われないけど】
「・・・!?」
【いや、冗談でだよ?そういうこと言い合う仲っていうか!】
「あ、あぁ、びっくりした!」
そのモデルの子は、とっても美しい顔立ち。
近づいてくる。
・・・眩しい眩しい。
【おはよ!】
「お!あ!おはよう!!初めまして!」
可愛すぎる・・・。
でも、見たことあるかも!?
去年は棟が違うから、会ったとしてもすれ違う程度だろうな。
【咲ちゃんだよね。よろしくね】
「はい!うん!よろしく!!名前は…」
【あ、ごめんごめん…】
名前は、彩子ちゃんなんだって。
もっとキラキラな感じかと思ったけど、【子】が付いていることで親近感が増した。
それにしてもあたしより10センチくらい身長小さい気がする。
「あたし…でかいじゃん」
何か視線を感じた気がして右側を見ると、彩子ちゃんと一緒に登校してきたかっこいい人がこっちを見て笑っている。
・・・!?
何がおかしいんだこの人。
かっこいい、美人、芸人風、スポーツ万能。
それに加えて人気者のあずき。
他の人も個性豊かそう。
・・・凡人なあたしが浮いて見える。
「あのー」
【?】
さっきの男子に話しかけてみた。
「あたしってこのクラスの女子の中でめっちゃ大きくない?」
【別に普通よりちょいデカいだけでしょ】
「あ!そう!?…」
【うん】
はにかんだ笑顔がかっこかわいい。
彩子ちゃんと釣り合いそうな感じの見た目。
先生が教室に入ってきて、学年が上がって初めての号令がかかる。
今日からこの教室でこのメンバーで1年を過ごすんだ。
とっても楽しもう!
あたしの席は真ん中の一番後ろ。
左斜め前があずき。
【えー、去年は2組の担任でした。そしてカラーは赤でした。
今年のこのクラス、3組カラーはオレンジにします!
太陽のようにギラギラ熱く、輝いた青春時代を過ごそう!っていうのはどうかな…】
みんなは笑いながら賛成した。
あたしは「何でもいいと思いまーす」って呟いた(笑)
この先生は何でも熱心。
去年はあずきに何回も説教してた。
松岡修造のお兄ちゃんってあずきは言ってる(笑)
熱くて嫌われやすいけどあたしは好きな先生。
今年は熱い年になりそう!!