【続】朝の旋律、CHOCOLATE



そこに哲いる?



私が、何事も無かったかのように笑い、哲は釈然としない色を残したままの、朝。


私と哲が、朝食にするパンケーキのトッピングを、あれこれ見ていた時にかかって来た、真ちゃんからの電話。


いっくら電話しても出ねぇんだよ、と笑う真ちゃんに、哲を振り返った。




「哲、携帯は?」

「………あれ…?部屋置いてきたな」


「真ちゃん今から来るけど、ちょっと寝かせて、って」


「……人んちに朝帰りかよ」




今から来るなら、どっかでツナの缶詰め買って来い、なんて。

哲は私から携帯を取り上げて、言う。



なんだかんだ、哲、優しいよね。
パンケーキの粉の分量、増やしてる。

朝食を取ったかどうか訊きもしないで、当たり前のように用意する哲は、きっといいお嫁さんに…………



な…なるわけないね…


どうもこの前のBLが頭を離れない……。




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