【続】朝の旋律、CHOCOLATE
「哲…」
一緒に、いられない。
哲とも、婿様とも、真ちゃんとも。
駄目だ、私、ほんとに酔ってるよ。
可哀想な自分に、酔ってる。
さっきはあんなに、高揚していたのに。
最近、すごく不安定。
浮いたり、沈んだり。
視界が真っ白になるような怒りを感じたり。
真綿にくるまって水の底に沈んでいるような気が、したり。
すぐそばで、真ちゃんが。
事のあらましを、哲から聞き出している。
体にきつく毛布を絡み付けて、哲のベッドの隅で、膝を抱える私を、眺めながら。
ねぇ、真ちゃんは、どう思う?
私のせいで、哲が怨まれるのって、間違ってるよね?
哲は、本望だなんて言うけれど……それ、お互いに苦しいだけなんじゃ…ないかなあ?
酔ってる事は、わかってるつもり。
だけど…だけど…。