【続】朝の旋律、CHOCOLATE
私は。
哲に寄りかかるようにして、子犬と戯れていたけれど。
ベッドの上に放り投げたままの携帯が、メールを受信した合図を点滅させている事に。
気分は楽しかったのに、貧血で気の遠くなるような、そんな感覚に、くたりと。
哲の膝に突っ伏した。
「…どうしたの」
「なんか…気持ち悪い」
急にはしゃぎ過ぎたかも。
遠慮なく体によじ登ってくる子犬ちゃんたちを、哲は一匹一匹抱き上げながら、よけてくれる。
今までずっと、真ちゃんの傍らで大人しく寝そべっていた、キラちゃんが、つと。
私のそばに寄って来て。
ぺろりと、手を舐めてから、哲の膝にのしり、とばかりにもたれかかった。
「…………なにコレ重い」
「なにしてんのキラ?」
ぺろん、ぺろんと。
身動きの取れなくなった哲を無視してキラちゃんは。
しばらく私の手を、舐めていた。