【続】朝の旋律、CHOCOLATE



「蜜…もう少し、食べなよ?」


絶対違うし、それをはっきりさせるためだけに行くんだから、ほんと、そんな顔しないで。

な?




「…うん」


私は面倒な女で。

“絶対違う”と言われ続けている、子供、が。

もし哲の子なら。


こんなに否定されてる事が、可哀想で。

素直に“そうだよね、哲の子のわけ、ないよね”って、口に出せない。

そう思ってはいても、確証もないうちに、そんなの…言えない。



哲は。

子供がどうこうより、蜜の行動が心配だ、と、失礼なことを言って。



ここにいて。
必ずいて、と。

私を閉じ込めるように、部屋の外から、鍵を掛けた。




うん。

ちゃんといるから。


私、今は。
おとなしくしてる、から。




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