静かな涙【完】
『…電話…出てもいいよ…』




「…うん。…そうだね…」そう言って、浩司は携帯を手に取った。





「…もしもし…あぁ、おはよう。……うん、そうだよ…えっ、今…?今は加東の家。…うん…そうそう……」




浩司は、私に少しでも会話を聞かれたくないのか、クルッと背を向けた。





私は、バスタオルを持ち、バスルームへ向かう。





聞きたくない。





聞きたくない…。





それでも、嫌でも耳に入って来る。





私は足早にシャワーを浴びる事にした…。



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