Again -もう一度恋して-
「失礼ですが槇田さんと面識ってありませんよね」
「ええ、初めてです。
颯太さんのお父様から伺って貴女と話しをして見たかったんです」
この人が颯ちゃんのお見合い相手……。
そう確信したとたん頭からサーッと血がひいていくような感覚を感じて。
心臓が不穏な音をたて始めた。
「私、颯太さんと、もうすぐ正式に婚約するんです」
颯ちゃんと……婚約……。
槇田かすみはまだ何か言っていたけどもう、私の耳には何も聞こえてこなかった。