Again -もう一度恋して-
「勝手に帰すな。まだ肝心な話しが残ってる」
「話したって無駄よ。白石さんは辞めないんだから」
「岡崎さん……」
「何やってるの!戻りなさいって言ったでしょ」
岡崎さんに言われて慌てて自分の分の会計を済ませて喫茶店を出た。
暫くして岡崎さんは私に追いついて隣に並んだ。
「兄とは今日が初めてじゃないんでしょ?
何で相談してくれなかったの?
してくれていたら、兄をもっと早く止めていたのに」
「すみません」
私達は秘書室の前まで来ていた。
「白石さん、辞める必要はないわよ」
岡崎さんは、そう言って先に入って行った。