Again -もう一度恋して-
「先ほど父からも挨拶をしましたが今日は僕達の為に集まってくださり――――――これから僕の婚約者を紹介します」
真奈美のいるテーブルに移動した。
座っている真奈美の近くで立ち止まった。
「真奈美」
名前を呼んでも反応しない彼女に再度呼びかけると、ゆっくりと顔を上げて驚いた表情になった。
手を差し出しても真奈美は、その場から立ってはくれなかった。
真奈美の手を上からそっと包むとビクッと彼女が身体を強ばらせた。
そのまま、引っ張って立たせて手を繋いだまま、さっきの場所まで移動した。
急に彼女の足が止まり視線を辿るとあの人が睨んでいる。