【続】クールな彼が好きすぎて困るんですが!!
男の子へのプレゼントなんて、弟以外初めてだから迷ったんだよね……。
ちょっと照れ臭くてうつむくあたし。『柚希』って名前を呼ばれて顔を上げると、山田くんはまだプレゼントを開けていなくて。
代わりに、あたしの目の前に小さな箱が差し出されていた。
……え?
「……メリークリスマス」
「……え。えっ!?」
驚いて、まともな声が出なかった。
状況を理解しようと励んでいると、気まずそうな山田くんの声が降ってくる。
「あのさ……恥ずかしいから、早く受け取ってくれると助かるんだけど」
「……えっ!?あっ、ご、ごめん!ありがとう!」
慌てて箱を受け取る。な、なんか、包装だけでも高級感が駄々漏れなんですが……。
手のひらの上に、山田くんからのクリスマスプレゼントがある。
穴が空きそうなくらいに見つめてしまう。
感動しすぎて、言葉が出ないよ。
「……柚希、なんか自分の世界に入ってるところ悪いんだけど」
「はっ、はい!」
「……クリスマスプレゼントって、恋人だったらお互いにあげるのはそんなに珍しいことじゃないからね?」
…………。
…………。
……そうかぁぁぁぁぁぁぁぁ!!
あたし、なんで山田くんまでプレゼントくれるんだろうなんて思ってたよ。
だから、スゴく驚いちゃって。
そうか。これが世間では当たり前だったんだよね。
……ということは、普通の彼女だったらあり得ないくらいに驚いてしまったのか、あたし。
苦笑いを浮かべて誤魔化せば、山田くんは呆れたようにため息を吐いた。