卑怯な私
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「優子!?」
先程遊人から会社に電話があった。
『優子が逃亡しようとしてた』
と・・・・・・。
今朝まで元気に笑顔で見送ってくれた。
そんな優子が逃亡って・・・・・・・
仕事を早退してまで家に急いで帰った。
「翔樹・・・・・・・」
ソファーで俯いて座っていた優子が顔を上げた。
「仕事は?」
なんともいえない複雑な表情。
なんて顔してんだよ。
そんな顔すんなって・・・・・・