君がすき



驚きのあまり、パッと久富の額に手をあてれば、なんだか熱い。

それに、顔だってさっきよりも赤くなってる。



「久富、絶対、熱あるよ!あ、夢榎、呼んでこないと!」


「………」


「熱あるなら言ってよ!悪化したらどうす……」


「てめぇはバカかぁぁぁっ!!」


「あっ、治った!?」



ハッと久富を見れば、とてつもなく大きなため息をつかれる。


え、なに?

あたし、なにかしたっけ?



「なんなんだ、お前は?俺が暴言はいたら怒るくせに、ちょっと素直になってみればすぐさま熱って言いやがって。
お前はチビな上に、超絶バカなのか!?」


「え?素直って、いつ……?」


「~~~……!!!」



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