桜舞う頃…

お仕事

放課後…

啓太「春奈たち今日暇?カラオケ行かン?」
春奈「私は暇だけど…瑞希は?」
瑞希「私パス。今月画材買うから
   お金残しとかないとダメだし。」
春奈「瑞希が無理なら私も止めとくね…
   また誘ってねぇ♪」
啓太「Ok また明日な♪」

蓮・啓太・輝は校門を出て北へ
春奈と瑞希は南へと帰って行った。
瑞希と途中で別れて春奈が家へ帰る途中。
「ちょっと付き合ってくれない?」
と声をかけてきたのは樹と哲だった。

春奈「有名人の先輩は私に何の用ですか?」
樹「ちょっとさ、頼みたい事あって。
  ついてきて」

樹と哲に腕を引っ張られて向かった先は
{東京芸能事務所}と書かれた看板が
デカデカとかかった芸能事務所。
{東京芸能事務所}と言えば、大物タレント
大物俳優などを数多く育てた
有名な芸能事務所だ。

春奈「こんなトコ連れてきて
   どーするつもりですか?」
樹「今日さ、雑誌の撮影なんだけど
  共演するって言ってた女の子が
  風邪で休んじゃって代役が要るんだ」
哲「その代役を君にやって貰いたい」
春奈「何で私なんですか!?
   ど素人いいとこですよ!!」
樹「大丈夫だって!!俺たちがついてる♪」
春奈「え…ちょっと!!」

春奈に拒否権はなく、そのまま2人に
事務所の中へ連れて行かれた。

哲「プロデューサー!!代役この子で」
プ「…誰だねこの子は?」
樹「俺たちが学校で1番気に入ってる子です」
プ「面白いぢゃないか。
  着替えてメイクしてこい」

3人はメイクさんに連れられて衣装室に入った。
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