白いジャージとオレンジジュース
「先生、どしたぁ?」
俺の顔を覗きこむ直。
「俺の口癖、真似したなぁ?」
「へへへ」
直は、頬を赤らめた。
「相変わらずのラブラブだな。直ちゃん、ゆっくりしてってよ」
「はい!!ありがとうございます。また来年も来ます」
俺達はみんなで記念撮影をして、アイスクリームを食べた。
そして、乗馬体験コーナーへと向かう。
「直、俺頑張るな」
「何?もう先生はこれ以上頑張らなくていいの」
俺のお尻をパチンと叩いた直。
俺は、直の肩に手を回して、耳元で囁いた。
「ありがとな」
耳に息を吹きかけられたことに驚く直。
キャッキャッと嬉しそうに走り出す。
空も一緒に走る。