白いジャージとオレンジジュース





幸せすぎて・・・・・・



怖くなるときがある。







もしも、この幸せが奪われたら・・・・・・と。



直にも、空にも、この先・・・・・・何も起こりませんように。




祈ることがある。






でも、俺だってそうなんだ。




俺がいなくなって、悲しむのは家族。





力のおかげで、考えさせられた。







命に限りがあること。



この幸せが当たり前でないこと。



いつまでも続くと思っているこの幸せは、約束されたものではない。




だからこそ、今のこの瞬間瞬間を大切に、しっかりと生きなければいけない。








生徒達にも話そう。



きっと、わかってくれる。





俺は、教師であり、夫であり、父親であり・・・・・・



でも、息子でもあり、ひとりの人間であり。





新垣和人という、世界にたったひとりしかいない自分を、大切にしなきゃな。








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