月の満ち欠け
  でも事情があってこの世に生まれたくても、生まれてこられない魂もあるのよ。あなたそんな事爪の先ほども考えた事なんてないんでしょう?」
  とそう言った美月の言葉に驚いて




「えっ?!」
  と峻哉は改めて美月の顔をまじまじと見詰めた。




  美月はそんな峻哉の困惑を別段気にする風でもなく更に話を続けた。
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