美味しいバイト
  ちなみに本来女と言う生き物は占い好きと相場が決まっている。好奇心旺盛な薊も例外ではなかった。そして薊がその女占い師を遠目で観察していると、やや俯き加減で女の子は女占い師に二言三言何やらアドバイスを貰っていた。




  そして
「ありがとうございました」
  と言ってその女の子はお財布から五千円札を出して女占い師に手渡すとその場から走り去った。




  その光景をじっと見ていた薊は、やがてその女占い師にゆっくりと近づき声をかけた。
「ねえあなたの占いって当るの?」
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