ケータイ小説を書くにあたって


「いきなりスケールでけーな、オイ。

でもまぁいいんじゃない?別に。」


友人Aはついにさじを投げやがった。


「ちょっと、もっと真剣に考えてよ!」

「それはこっちのセリフですけど。」

「私はずっと真剣だよ!」

「え、うそ、そうなの?」

「うん!」


まぁ、多少その場しのぎでテキトーに答えたこともあったけど、おおむね真面目だ。


「じゃあ聞くけど、宇宙船が森に落ちたあと、ヒロインはどうすんの?」


私の真剣さを試すように、友人Aは問いかける。


森に宇宙船が落ちたあと。

ヒロインは…。

怪我とかしてるのかな?

でも宇宙人だから大丈夫?


あ、そうだ!



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