ケータイ小説を書くにあたって
「いいねぇ、いいなずけ!
どんなキャラにする?」
「少しは自分で考えなさいよ。」
「えー。
んー…、や、優しい人?」
「誰がアンタの好きなタイプを聞いたのよ。
しかも何そのぼやっとした感じ!」
だって、分かんないだもん。
分かんないから、聞いてるのにさ。
「大体いいなずけって、宇宙人なの?それとも地球人?」
友人Aの言葉に、ハッとする。
そうか、そこも決めないといけないのか。
なんかもう面倒臭いな、ヒロインの宇宙人設定。
正直やめたい。
だけど、今更宇宙人やめるなんて言ったら、友人Aが食ってかかるような勢いで、私を罵倒してくるに違いない。