ケータイ小説を書くにあたって


「いいねぇ、いいなずけ!
どんなキャラにする?」


「少しは自分で考えなさいよ。」


「えー。

んー…、や、優しい人?」


「誰がアンタの好きなタイプを聞いたのよ。

しかも何そのぼやっとした感じ!」


だって、分かんないだもん。

分かんないから、聞いてるのにさ。


「大体いいなずけって、宇宙人なの?それとも地球人?」


友人Aの言葉に、ハッとする。

そうか、そこも決めないといけないのか。

なんかもう面倒臭いな、ヒロインの宇宙人設定。

正直やめたい。

だけど、今更宇宙人やめるなんて言ったら、友人Aが食ってかかるような勢いで、私を罵倒してくるに違いない。



< 16 / 27 >

この作品をシェア

pagetop