ケータイ小説を書くにあたって


「どんなに苦痛を与えても、快感に変えてしまう俺様に成すすべが尽きたいいなずけはこう言うの。

チキュウト、ゼンメンセンソウスルアルヨ!」


「ちょ、ちょっとストップ。」


友人Aは小さく手を挙げて、私の話を中断した。


「もう、何?これからいいとこなのに。」


「いや、どうしても気になって。

イケメン星の王子はなぜ中国人ぽい口調なの?」


「えー、そんなのノリだよ、ノリ。
中国に旅行行ったときにうつっちゃって、なおらなくなったんじゃない?」


「ああ、そう。真剣に質問した私が悪かったわ。」


友人Aのイライラは、また再燃し始めたようだ。

もう少し言葉選びには慎重になろう。



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