侍ヴァンパイア
「あん時程、強くはわかんねーけど、なんか、薄くなった様な気がする、、、



多分、 お前との契約が切れたからだろ?」




「あぁ、、、そうだった」



私はそっと跡形もなくなった手を見つめた



「身体は…どーって事ねーか?」



心配して、、、沢山、沢山、私の事探してくれたのだろうか?


「うん。大丈夫。。。


あの…あのさっ」



キョウは長い髪をバサッとほどくとこっちを振り向いた…
その仕草がとてもセクシーに見えるのは私だけだろうか…



「今日は…本当にありがとう。。。」



「何?妙に素直だな」



「私キョウにいつも助けてもらってばかりだからーーー


今日の闇市なんて、、、本当は私、、、諦めかけてたんだ、、、もう、誰も私の味方なんていないって、



キョウが来てくれて…嬉しかったの…」




恥ずかしくてどんな顔をしてキョウと向き合えばいいのかわからなくて、、、



パタリと私はベッドへとダイブしたーーー



「お前さ、、、あんま一人で無茶な事すんなよな、、、」



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