侍ヴァンパイア
☆第4章☆

再会は狂喜のメス

「寂しいって、こんな気持ち…なんだね」



小さく隣から聞こえた声は、なんか儚げで





「また会いに行けばいいんじゃね?」



俺は、そんななんてない言葉を言う事しか出来なかった



「…そうだね、、、」



~ゆうなside~



「ロイのお兄さんって何処に住んでるの?」






「兄貴んとこは今から行くコランの街を超えてすぐだ、距離にしたらたいした事ねー…らしいんだけど…」



「らしいって?」



「いや…実は、ガキん時に一回顔見ただけでよ、、、デッケー城と優しい侍女…そんくらいで…正直あんま覚えてねーんだわ」



『優しい?そんでもって…美しい侍女ですとー!?』



…何かレオさん、勝手に妄想膨らんでますけどっ



「後、、、こんな事になって、すまねーな、ホントならビューンとひとっ飛びなんだけど…」




ポリポリと頬をかきながらロイは話す…これと言うのは、徒歩の事で、
今私達は次の街まで歩いて移動している



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