侍ヴァンパイア

真実

わたくしは、この手で確実にモノにするはずだった



なのに、



何故、何の力もないただの人間であるーーー貴女のもとに?」




そう言うと、彼女はルシファーを見つめた



「いけない、、、時間ですわーーー



ーーー



さようなら



ゆうな様ーーー」







そして、彼女は紫の液体へと、私の背中を強く押したーーー







~キョウside~



ふと、一目見たとき



息を飲んだーーー




俺は



コイツを知っているから




~~~~~~~~~~~~




「キョウちゃん?どうしたの?」



コイツの成長には、目を見張るモノがあったーーー



錦が死んでから、まだ、5年程しか経ってねーのに




コイツの見た目は14、5才の年頃な娘に見える




「…。いや、またな」



俺は、ソイツを置いて、部屋を出ようとする




ここのところ、二人でこうして過ごしてると、色んなヤツに文句を言われてウザイから、




俺は、あえて、コイツの傍にあまり長く、近寄らないようにしていた



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