侍ヴァンパイア
~ゆうなside~



抱き締めるキョウの背中は思っていた以上に大きくてーーー



暖かく、いい匂いがするーーー



ーーー



「お前ーーー
俺を誘惑してんの?」



え?何言ってるのよっ!?

-ーーー

私は自分の今置かれている状況を冷静に分析してみたーーー


だっ!!抱き付いてる!!

しかもっ!!私からっ!!



慌ててキョウを突き飛ばしーーー
かけてーーー
手を止めたーーー



うぉー!!わたっ!!私!!裸!!



「キョウのエッチっ!!見ないで!!」



「そんな粗末なモン見たかねーよ。
目の保養にもなんねー」



「なっ!!」
何ですってーーー!!
これでも私
Dよ!
(でぃー)あるのっ!!!



文句を言おうとしたーーー
その時ーーー
「っ!!!」



私の背後から伸びたゴッツイ手…



『甘めー甘過ぎるぜ、お前等ーーー』



「キョウーーーっ!!」



グイっと力ずくで、私の身体は宙に浮くーーー



そして、あの変態鬼男は、キョウに見せつけるかの様に
私のほっぺをベローンと舐めあげたーーー



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