乱華~羽をくれた君~Ⅱ【完】
含み笑いしてると、康大と目が合った。
いつもと違う、すごい穏やかな笑顔で見てくる。
「な…なに?」
思わずそう口にしてしまっていた。
「え?ああ…なんでもない」
そう言って康大は、スマホをいじりだした。
何なんだろうさっきの顔は…
ドキドキ鳴りやまぬ心臓に疑問を抱きながらも、あたしは200グラムのステーキをぺろりと平らげた。
「藤沢って結構食うなぁー」
サラダバーとスープバーは三回も取りに行った。
男の前でこんなに大食いなところをみせてしまうなんて…
でも、食べてしまってからじゃあもう遅い。
「お腹空いてたの!悪い?」
「いや、悪くねぇーよ、俺食いっぷりがいい女好きだし」
「ぶほっ…」
変な事言うからむせっちゃったじゃんっ…
ああーもう!あたしもなんで反応しちゃうんだろう。
あたしの事好きって言われてるわけでもないのにアホだ…