乱華~羽をくれた君~Ⅱ【完】
いやいや、今はそういうこと考えるのはよそう。
頼んだアイスティを飲んでいると、美優さんが口を開いた。
「どう?仕事はもう慣れた?」
「はい…」
「もしかしてユニフォームがなくなったこと、気にしてるの?」
ドキっとした。
まさか美優さんからその話題が出るなんて。
「大丈夫だよ?店長も気にしてないみたいだし、もう忘れちゃいなよ」
そう言えば…店長には美優さんが言ってくれたみたいだけど…
もしそれが本当なら後日店長からあたしに何か話があってもいいのに、何もなかった。
どうして気づかなかったんだろう。
美優さんは店長に盗まれたこと、話してなんかいない…わざと店長がいない日を狙ってやったんだ…!