乱華~羽をくれた君~Ⅱ【完】
閉店後、岩井と木村と、なぜかこの前美優の悪口を言っていたキャバ嬢3人も一緒に飲みに行くことになった。
近くに岩井の知り合いの店があるらしく、俺らはそこへ向かった。
「ここの店~」と、岩井が煌々と光っているでかい看板を指差した。
「は?ホストクラブ?」
隣にいた俺が尋ねると、岩井はにんまりと笑った。
知り合いの店とは、ホストクラブのことらしい。一緒にいた女どもがはしゃいでいる。
中に入ると、10人ほどのホストが俺らを出迎えた。
岩井が仲良さそうに一人のホストと話している。
夜中の3時を過ぎていたが、店内は仕事帰りのキャバ嬢達で混雑していた。
俺らは奥のVIPルームに案内された。
「ねぇ、桐谷君ってホスト初めて?」
一緒に来たキャバ嬢の愛華が上目使いで聞いてきた。
「あ?」
「なんかキョロキョロしてるし…かわいいねっ」
この女…しばいたろうか。
俺は可愛いとか言われるのが嫌いだ。マジで腹立つ。