乱華~羽をくれた君~Ⅱ【完】
「陸~お疲れっ」
「おつ。あれからあの客とどう?」
「うん、メールも来なくなったし今のとこ大丈夫!」
今日の美優は大人っぽい黒のドレスを着ていた。
髪はサイドに流して巻いてある。
一見大人しそうに見える美優だが、バックにヤクザがいるって言ってたな。
「ちょ、陸ったらそんな見つめないでよ、恥ずかしい」
そう言って顔を赤らめている。
「ね、今日暇?終わったら飲みに行かない?」
「ああ、さっき岩井にも誘われた。お前も来るか?」
「え…岩井君達に!?…じゃあいいや」
突然顔色を変えて、「じゃあね」と、フロアに戻って行った。
美優は岩井が苦手なんだろうか。
あいつもあまりここの奴らと仲良さそうじゃないことには気づいていた。