ツンデレちゃん!!
ヤツはあたしを見ると、薄く笑った。
……な、なによこいつ………っ、
なに考えてんのか、さっっっっぱりわかんない。
「……あんた名前、瑠奈、だっけ?」
「……は…?」
…なに考えてんの……?
意味わかんない。
あたしの名前聞いたとこで、なんにもなんなくない。
「……じゃあ、名字は…?」
「…はぁ⁉」
だから、それ聞いてあんたのなんになるってのよ‼
「別に……あんたが、し、知る必要なんか、ない……し」
…っちょ、ちょっと‼
寄るなっ‼
ヤツは、あたしよりも10センチくらい高い位置にある、それこそ整った顔を近づけてくる。