絶滅危惧種『ヒト』
「ごめんタカ叔父ちゃん。友達を二階に待たせてあるから」
梓はコーヒーをテーブルの上に置くと、孝明に謝ってから二階に戻る。
自分の部屋に戻ると、朋美は携帯電話をいじっていた。
「誰? 叔父さん?」
「うん。お母さんの弟なんだけど、すっごく面白くて大好きなんだ」
「そっか。じゃあ私もう帰ろうか?」
「えっ!? いいよ別に」
「あはは。気を使わなくったって大丈夫だよ」
「うん。っていうか、叔父さん南極観測隊員でさぁ、久しぶりに日本に帰ってきたみたいで」
「嘘! すごいじゃん」
「今テレビでドラマやってるじゃん」
「うんうん。毎週観てる」
「あのドラマで、初めて叔父さんの仕事を理解したっていうか……」
「ねぇ、私も南極の話聞きたいな」
「えっ!? ああ、うん。じゃあ下に降りようか?」
「うん」
梓の問いに、朋美は笑顔で答えた。
梓はコーヒーをテーブルの上に置くと、孝明に謝ってから二階に戻る。
自分の部屋に戻ると、朋美は携帯電話をいじっていた。
「誰? 叔父さん?」
「うん。お母さんの弟なんだけど、すっごく面白くて大好きなんだ」
「そっか。じゃあ私もう帰ろうか?」
「えっ!? いいよ別に」
「あはは。気を使わなくったって大丈夫だよ」
「うん。っていうか、叔父さん南極観測隊員でさぁ、久しぶりに日本に帰ってきたみたいで」
「嘘! すごいじゃん」
「今テレビでドラマやってるじゃん」
「うんうん。毎週観てる」
「あのドラマで、初めて叔父さんの仕事を理解したっていうか……」
「ねぇ、私も南極の話聞きたいな」
「えっ!? ああ、うん。じゃあ下に降りようか?」
「うん」
梓の問いに、朋美は笑顔で答えた。