絶滅危惧種『ヒト』
「クスクスクス」


やりとりを見ていた朋美が楽しそうに笑う。


「で、彼氏はいるの?」



「ちょっとタカ叔父ちゃん」
「いません」


「いないの? じゃあ今度デートしよう。金ならあるよ」


「ちょ!」


目を輝かせた孝明に、梓が突っ込む。



「はい。いないんですよ~」


「ちょっと朋美まで無視すんな!」


「あはは。だってぇ~」


朋美は嬉しそうに笑った。



「おい梓、友達の恋路を邪魔するのは良くないぞ」


「恋路って……。だいたい朋美とタカ叔父ちゃんじゃ、援助交際と思われちゃうでしょ」


梓はムキになって咎める。



「そんなことないだろ。結構若いぞ俺」


孝明は可愛い姪っ子をからかい半分で、ニヤニヤしながら答えた。

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