わがまま姫♀
そして、何度言われても言われ慣れない言葉。
そんなことは、あたしが1番分かってるのに。
「じゃぁね、コーヒーカップ乗りたい!」
「はいはい」
あたし達は、コーヒーカップ乗り場へと向かう。
その間も、手はギュウッと握られていて、心臓の音がうるさいくらいに鳴っていた。
「よし、行こっ!」
あたしは流の手を引っ張って、コーヒーカップ乗り場の方へと急いだ。
────………
──………
「あーもう…。流のせいで目まわった」
「はぁ?お前のせいだろ」
「なんでよ!?」
「なんでもだよ」
いつものように言い合ってたその時、