わがまま姫♀
「ちょっと姫央さんを物にしたからって、もう上から目線ですか?」
「は?」
なんだコイツ?!
「アンタ達ね!ふざけるのもいい加減にしなさいよっ!」
「僕たちはいつでも本気ですよ」
“ドクっ”
そう言った津戸は、いつものヘラヘラした笑みではなく、真剣な顔。
真っ黒な瞳にあたしをとらえる。
思わず、1歩後ろへ下がってしまった。
……だけどね。
あたしはそんな真剣な顔されたぐらいじゃ、なびかないよ?
「さぁ、僕たちと行きましょう?」
「行かない!」
「行くぞ」(←流の声)
「うん…!」
津戸グループの横をぬけて歩き出した、流の後を追おうとしたら、
「…今沢、ちょっと待てよ。それなら俺と勝負しないか」
「勝負!?」
なんだか、めんどくさいことになってません?