わがまま姫♀
「あ…あげないよ?」
「………」
………。
「…なら奪う」
そう言うなり、流はスプーンを持った右手首を掴んだ。
“ぐいっ”
その瞬間、スプーンにのったお粥は、そのまま流の口の中へ。
「…ウマイな」
ちょっと流さん?!
今の!!
間接キスじゃんっ(恥)
「…なに固まってんだよ」
「別にっ!」
「…赤い。お前、熱上がってんじゃねーだろうな?」
あ、アンタのせいだよ!!(←流のせいではない)
「あ、上がってない!大丈夫!」
あたしはプイッと顔をそむけ、最後の1口を口に入れた。
心配してくれたのに、あたしはやっぱり素直になれない。
呆れるよね。
「…じゃ、食べ終わったんだから薬飲めよ」
「イヤ」
「なんで」
「…なんでも」