HIVに捕らわれて
白衣を身にまとっていましたが看護士ではなく、彼女は介護士でした。


僕はアシスタントを伴って、彼女の後ろを追いかけながら案内を受けました。


彼女のスカートの裾から見え隠れする脚を見ながら建物を見学するという作業は、なかなか悪くないものでした。


丸目の彫刻刀で丹念に彫り込んだような足首に影が出来、僕は終始その明暗を色っぽいと感じていました。

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