HIVに捕らわれて

中へ

朝、目を覚ますと、サキの姿は何処にもありませんでした。


ベッドに僕以外は誰も居なく、いつものように僕だけが横たわって居ました。

ただ、昨日の夜の


「確かな感触」


を僕の体とベッドは覚えていて、もう一度僕は、その


「確かな感触」


に触れてみたいと思いました。

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