俺のもんだろ Ⅲ
「大丈夫?美夜ちゃん」
「え、あ、全然大丈夫だよ!」
そっか、と笑う斗李くんはさっきの
頼もしい感じとは打って変わって、
とても可愛らしい感じだった。
「でも、美夜ちゃん、あーゆーのはさらっと受け流さないとダメだよ」
と、少し厳しめの口調で注意される。
「う....ご、ごめんなさい....」
こんな天使みたいな斗李くんに怒られる
なんて....
あ....そういえば....
「斗李くんはどうしてここにいるの?」
「あー、サーフィンの大会だよ」
え....え....?
てことは....さっきの、大会の優勝者って
言ってたのって....
「じゃあ、サーフィンの優勝者ってこと?」
「そ!」
ニコニコ笑う斗李くんが、サーフィンしてる
姿なんて、全然想像できない。
「意外?」
「う....うん、意外....かも」
「そっかー、よく言われるよ。でもさ、サーフィンにはすごい自信あるんだよね」
そう無邪気に笑う。
「よかったらさ、大会明日だから見に来てよ!会場すぐそこだしさ」
斗李くんがサーフィンしてる姿....
正直、すごく見てみたい。
「うん、行きたい!」